あーそうそう
昨日のブログでちょっと触れた、ユニバーサルさん(当時はアルゼさん)の
大花火
記事を書いてる最中に、なんとなく思い出したんだけど
昔、『1回交換イベント』ってのを開催するパチンコ屋が時々あったのね
ルールを簡単に説明すると
・BIGを引いて消化するまでは普通に打つ
・消化し終えたら、コインは全て交換
・BIG終了後は再び現金投資(獲得したコインは使用不可)
こんな感じ
これだけ聞くと『そんなの誰が打つか』と思いますよね
でも
・対象機種は全台設定⑥確定
この条件が加わる事によって、状況は一変するのです
設定に関しては、⑥確定だったり、⑤⑥だったり、④⑤⑥だったり
その辺は店によってまちまち
僕が働いてた店みたいに、⑥確定の場合は設定確認できるお店もあったりしました
まあとりあえず
内容も見た目も、けっこう目立つイベントだったんですよね
今日のブログは、店員側から見たそんなイベントの思い出話を
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
当時、僕は京都のとあるパチンコ屋でアルバイトをしてました
小さなお店で、スロットの設置台数は確か100台弱ぐらい
で
12~14台ぐらい(台数忘れた)設置されてた『大花火』を対象に、全台設定⑥の1回交換イベントが
開催される事になりました
ちなみに、大花火(設定⑥)のスペックをざっと書いておくと
・BIG
→確率1/240、平均600枚獲得
・REG
→確率1/480、120枚ぐらい獲得
・コイン持ち
→だいたい30G/1000円
・出玉率
→約140%
1/240で平均600枚獲得という、破格のBIG性能が叩き出す出玉率は、驚愕の140%
これだけ見ると、どうやってもお店が大赤字になりそうな感じ
でも
そのお店は、ゴニョゴニョが7.6だったので、主任(スロットの設定を担当してたらしい)の計算では
ほぼプラマイゼロに収まる予定だったそうで
ゴニョゴニョの部分はここには書けないのでお察しくださいw
で、イベント当日の朝
ウワサを聞き付けた、いかにも目押しが上手そうなオニーチャン達がお店の前に大集合
大花火は、目押しによってBIGの獲得枚数が大きく変わってくる台
なのでビタ押しを高精度で成功させられるレベルだと、その効果たるや絶大なものでした
僕 < なんかめっちゃ目押し上手そうなお客さんばっかり並んでますよ
主任 < 大丈夫、これは想定通りやから
やっぱパチンコ屋の主任ともなるとちゃんと考えてるんだなー
と、アルバイトの僕は思ってました
まだその時はw
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
そして開店
あっという間に満席になる大花火
そして猛烈な勢いでブン回し始めるお客さんたち
台に座れなかった人も、どうやら代打ち要員だったらしく、店内でそのまま待機
さすがは設定⑥というか何というか
すぐさまボーナスが当たり、瞬く間にドル箱が増えていく大花火のシマ
BIGで獲得したコインが全てそのままドル箱に貯まっていくので、その増加スピードはかなりのもの
『1回交換』と言っても、BIGを引くたびにレシートにするわけじゃないのね
とりあえずコインをドル箱に入れておいて、ヤメる時にまとめて交換という方式
結果的に、シマに置かれているドル箱の数が凄まじい事になるわけで
それによってかなりの出玉感を演出できる、というのが、1回交換イベントを開催する
お店側のメリットの一つだったのです
んで
お客さんはガンガン回して、ボーナスをポコポコ当てていくわけですが
コイン補充が多すぎてクッソめんどくさいw
自動補給などという、文明の利器は一切無かった弱小店
サンドも台も、全て手補給
サンドはひたすら現金投資が続くので、あっという間にコインが枯渇
台の方も600枚のBIGがポコポコ当たる上、一度下皿に出たコインはドル箱に直行なので、
こっちもすぐに空っぽ
その日、最初は一人でスロットコーナー全体を担当していた僕
が、すぐに大花火の補給専属にならざるを得ませんでした
コインを持って行く
↓
サンドに補充
↓
コインを取りに戻る
↓
台に補充
↓
コインを取りに戻る
↓
サンドに(以下無限ループ)
無心でコインを運び、ひたすら流し込むだけの簡単なお仕事
体力的にはちょっとキツいけど、何も考えなくていいのは楽でええなー
僕が補給したコインをどんどん出して、ますます増える一方のドル箱
大花火を打っているほぼ全員が5000枚近いコインを持つ頃には、シマの雰囲気はお祭り騒ぎに
でも
この作業を延々繰り返すうち、ちょっとした事が気になり始めたわけで
で、シマの様子を見ていた主任に、それを冗談半分で伝えてみました
僕 < これ、お店のコイン足りなくなっちゃいそうですねwww
お店のコインが足りなくなるなんて、当時の僕は考えもしなかったんですよね
しかし
主任 < !!!(激しく動揺)
明らかに焦り出した主任を見て、どうやらそうではないという事を始めて知りました
主任 < 出玉率はちゃんと計算したけど、コインの量は考えてなかったわ、ヤバイ
僕 < 大花火の分を交換すればいいんじゃないですか?
主任 < 店長からは『途中交換したら1回交換の意味が無いから、絶対するな』って言われてるんやわ
絶対するなと言われても、いざ足りなくなったらどうすりゃいいのさw
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
実際問題として
玉やコインが無くてはどうにもならないのがパチンコ屋
何とかして掻き集めるしかありません
主任 < とりあえず、大花火は意地でも交換しないから
僕 < ハーイ
主任 < ちょっと他の機種と、サンドの中に入ってる分を抜いてきてくれ
僕 < ハーイ
というわけで
稼動が薄い機種を中心に、徹底的にコインを回収
サンドにはそれなりに残したものの、大花火以外の空き台は、どの機種も台の中に
数枚しか残っていないという状態に
座って1G目でベル引かれたらホッパーエラーが出ちゃうw
しかしその甲斐あって、補給用のタンクに普段の水準を遥かに上回る量のコインを
備蓄する事に成功
それを見て安堵した様子の主任
まあこれだけあれば大丈夫かねー
―――と思っていたものの、夜に差し掛かる頃には再びコイン枯渇の危機がw
一向にヤメる気配のない大花火のお客さん
増え続ける一方のドル箱
この時点では、もうほとんどの台が持ちコイン万枚突破
僕 < もう空き台のサンドぐらいしか集めるとこありませんよ
主任 < とりあえず、空き台のサンドも全部集めてきて
主任 < ・・・・・・あと、ニューパルとジャグラーの常連さんの分を途中交換させてもらうわ
僕 < ハーイ
どうやら何が何でも途中交換はしない模様
店長に怒られるのがそんなに怖かったんかなw
ともあれ、常連のお客さんに声を掛けて協力してもらう事に
かくして、
空き台
サンド
補給タンク
そしてジャグラー・ニューパル常連のお客さんの持ちコインに至るまで
お店に存在するありとあらゆるコインが、全て大花火の出玉感を維持するためだけに結集
ヤシマ作戦かな?
主任 < もしこれで足りなかったら、隣の店からコイン借りてくるわ
本当にそんな事ができるのかどうかは分からなかったけど
そう言った主任の目は、決死の覚悟に満ち満ちていた
笑えば良いと思うよwww
そして、午後11時
隣の店からコインを借りることなく、無事に営業は終了
さすがに夜になると疲れてヤメていくお客さんも出始めたし
ずっと現金投資でブン回しってのは相当キツいですもんね、肉体的にも精神的にも
僕 < コイン足りて良かったですね
主任 < ほんまやなー、店長に怒られなくて済んだわ、助かった
いやー良かった良かった
お疲れ様でしたー
なお
大花火だけでかなりの赤字になったらしく、結局店長にめちゃくちゃ怒られた模様w
1回交換とはいえ、大半の台が2万枚超えてたもんなw
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
以上、オオハナ1回交換の思い出話でした
当時スロット打ってた人なら、ほぼ間違いなく一度は打った事あるであろう大花火
あの台は、人によって色んな思い出がある台ですよね
リメイク機がどんな台かは分からないし、そもそも本当にリメイクされるのかどうかも
まだ分からないんだけど
再び世に出る時も、打つ人の思い出に残るような台になってるといいなーと思う今日この頃
おしまいヾ(・ω・)バイバーイ
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◆CM◆
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