みなし機やら規制やら何やらで、ここのところずっと落ち着かないパチンコ業界
というか
<NHK NEWS WEB>
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180201/k10011310821000.html
規制のニュースがNHKにも取り上げられててちょっと驚いたw
外からのこの業界の見え方って、割と気になるんよね
18歳ぐらいの頃からずっとパチンコ業界で働いてるせいか、内側からしか
見えなくなってるような気がするもので
そしてニュースやドラマなどで遊技台が出てくると、何の機種かが無性に気になる
パチンコ店員おじさん
上の画像の機種って何だろうね、台枠からしてたぶん最初の桜MAXとかの頃の
SANYOさんのだと思うけど
まあそんなわけで一昨日、1月最終日
<Amusement Japan Web 1月31日:パチスロ6号機基準を発表>
https://amusement-japan.co.jp/article/detail/10000496/
いよいよパチスロ6号機の基準が発表されました
非公式の情報は、しばらく前からあちこちで見かけてたんですけどね
でも正確な、というか公式の情報はこれが初めてかな
内容については、リンク先の記事を見てもらうのが一番早くて分かりやすい―――
―――とも言い切れないのが微妙なところ
この手の文書って単語の意味が分かりづらいんですよね、毎度の事ながら
↑のアミューズメントジャパンさんの記事は、かなり読みやすく書いてくれてる方だとは思うけど
でも
この手の話題に興味がない限り、一般のユーザーの方には割と意味不明
僕も一応業界関係者ではあるものの、気合い入れて読まないと割と意味不明
『傾斜値』?カイジが傾けたビルの角度の話かな?
『役物比率』?盤面に対するフェイスオブ牙狼役物の大きさのことかな?
そんな感じで
というわけで
今日のブログは、今回発表された6号機基準の内容を、より噛み砕いて説明してみようと思います
アミューズメントジャパンさんの記事によると、内容は大きく分けて3種類
①傾斜値(純増)に関する規制
②有利区間に関する規制
③役比モニタに関する規制
このうち、実際に遊技する時に直接関わってきそうなのは①と②
なのでこの2つをとりあえずピックアップ
③も関係あるっちゃあるんだけど、見た目ではあんまり分からない所だと思うので
今回は省略ってことで
べ、別にめんどくさいとかそういうわけなんだからねっ!
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
そんじゃまずは①からー
①傾斜値(純増)に関する規制
この規制について、5.9号機から変わったのは以下の2点
-----------------------
1:(5.9号機)傾斜値<2.0
→(6号機)廃止
2:(5.9号機)入賞Sim出玉率<1.0
→(6号機)廃止
-----------------------
1は、ARTの純増枚数についての項目ね
5.9号機では、ART1ゲームあたりの純増枚数(傾斜値)は最大でも2.0枚でした
6号機では、この上限が撤廃
なので、純増2.5枚とか3.0枚の台も作っていいよってことになりました
とはいえ短時間(400G)の出玉試験もあるし、純増8枚とかで
一気に出るような台は無理だと思います
2は、ちょっと分かりづらいけどAT機に関する項目
『入賞Sim出玉率<1.0』ってのは、『(リプレイ確率が上がっていない状態で)
内部成立した役は全て入賞すると考えた場合の出玉率を100%未満にする』ってこと
凄く雑な例えだけど、
・通常時、内部で15枚役が成立
↓
・AT中なら獲得できるけど、通常時なので押し順やら同時成立した1枚役やらに邪魔されて
15枚役は獲得できませんでした
実際に打ったらこうなるように作った台だったとしても、5.9号機の出玉試験では
15枚役を獲得したものとして出玉率を計算されるのです
この決まりがあるせいで、5.9号機ではAT機が作れなくなっちゃったのね
が、これも6号機では撤廃
なのでARTだけでなく、AT機も再び作れるようになりました
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
お次は②
②有利区間に関する規制
①だけ見ると単純に規制緩和にも見えるけど、実際はそういうわけでもないようで
こちらについては以下の通り
-----------------------
1:(5.9号機)終了時は初期化し、通常区間へ移行
→(6号機)そのまま
2:(5.9号機)最大1500回で終了
→(6号機)最大1500回もしくは最大MY2400枚で終了
3:(5.9号機)指示機能の性能に設定差無し
→(6号機)指示機能の性能に設定差有りの遊技機も可能
-----------------------
1は、有利区間終了時の状態移行に関する項目
これについては5.9号機と変わりなし、終了時はART中だろうがなんだろうが
問答無用で通常時に戻るってことね
2は、有利区間の終了条件に関する項目
5.9号機のARTが、最大1500Gで強制終了するのはご存知の通り
大量に上乗せが残っていようがエンディング中だろうが容赦無しです
6号機では、ここにさらに厳しい条件が追加されました
『最大獲得2400枚で終了』
5.9号機のARTでは、1500Gという上限があるものの、その間にボーナスを引きまくれば
一撃3000枚とか4000枚も可能性としては残っていました
が
6号機では獲得枚数も終了条件に追加されてしまったので、ART・ATによる
一撃の最大獲得枚数は、どんなに頑張っても2400枚がMAXに
ART中に大量上乗せして、なおかつボーナスを引きまくった場合でも、
ART消化に掛かる時間が短縮できるだけ
獲得できるのは2400枚で変わらず、ってことね
まあ5.9号機の時点で一撃大量獲得はほぼ無理だったんだけど、今回はそれにトドメを
刺された感じ
こうなるともう一撃大量獲得の可能性としては、A+RTの台でボーナスとRTを
鬼ループさせるぐらいかな
RTは有利区間ではないし、たぶんいける・・・・・・はず
最後に3
これは、AT・ART周りの設定差に関する項目
5.9号機では、基本的にART周りの確率には設定差はありません
ボーナスが絡んでくる場合のみ、そのボーナスの確率によって若干上下はするけど
6号機では、これに関しては条件付きで解禁
その条件は、『③役比モニタに関する規制』が関係してるんだけど、③は解説しないので
今回はスルーで
まあ要するに、5.5号機以前みたいにAT・ARTに設定差ありの台もOKですよ、ってことね
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
思ったより長くなっちゃったけど、大体こんな感じ
今回の基準について、中には『AT機復活!規制緩和!』って喜ぶ人も
でも、今回のこれはそういう類のものではないような気が
そういう人達が求めてるのは、純増3.0枚とかで一撃万枚みたいな可能性なんだろうけど、
最大獲得枚数の上限ははっきりと決められてしまってるわけだし
むしろ出玉性能的には5.9号機より抑えられてるんじゃないかと
ただ、1Gあたりの純増上限が無くなることで、ゲーム性の幅が広がる事は期待されてるようで
純増多めのATを使った擬似ボーナスの連打とか、そんな感じの台も作れるのかな、分からんけど
まあ何にせよ、どんな感じの台になるかは実際に6号機が出てこないとなんとも
記事によると、早ければ秋ごろにはホールに登場するかも、とのこと
その頃はまだ他の台も普通に残ってるから、あんまり打ってもらえなさそうだけどw
6号機、面白い台が出てくるといいなー
おしまいヾ(・ω・)バイバーイ
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