2016年2月2日火曜日

大花火1回交換の思い出




あーそうそう

昨日のブログでちょっと触れた、ユニバーサルさん(当時はアルゼさん)の






大花火

記事を書いてる最中に、なんとなく思い出したんだけど

昔、『1回交換イベント』ってのを開催するパチンコ屋が時々あったのね

ルールを簡単に説明すると


・BIGを引いて消化するまでは普通に打つ
・消化し終えたら、コインは全て交換
・BIG終了後は再び現金投資(獲得したコインは使用不可)


こんな感じ

これだけ聞くと『そんなの誰が打つか』と思いますよね

でも


・対象機種は全台設定⑥確定


この条件が加わる事によって、状況は一変するのです

設定に関しては、⑥確定だったり、⑤⑥だったり、④⑤⑥だったり

その辺は店によってまちまち

僕が働いてた店みたいに、⑥確定の場合は設定確認できるお店もあったりしました


まあとりあえず

内容も見た目も、けっこう目立つイベントだったんですよね

今日のブログは、店員側から見たそんなイベントの思い出話を



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



当時、僕は京都のとあるパチンコ屋でアルバイトをしてました

小さなお店で、スロットの設置台数は確か100台弱ぐらい



12~14台ぐらい(台数忘れた)設置されてた『大花火』を対象に、全台設定⑥の1回交換イベントが
開催される事になりました

ちなみに、大花火(設定⑥)のスペックをざっと書いておくと


・BIG
 →確率1/240、平均600枚獲得
・REG
 →確率1/480、120枚ぐらい獲得
・コイン持ち
 →だいたい30G/1000円
・出玉率
 →約140%


1/240で平均600枚獲得という、破格のBIG性能が叩き出す出玉率は、驚愕の140%

これだけ見ると、どうやってもお店が大赤字になりそうな感じ

でも

そのお店は、ゴニョゴニョが7.6だったので、主任(スロットの設定を担当してたらしい)の計算では
ほぼプラマイゼロに収まる予定だったそうで

ゴニョゴニョの部分はここには書けないのでお察しくださいw



で、イベント当日の朝

ウワサを聞き付けた、いかにも目押しが上手そうなオニーチャン達がお店の前に大集合

大花火は、目押しによってBIGの獲得枚数が大きく変わってくる台

なのでビタ押しを高精度で成功させられるレベルだと、その効果たるや絶大なものでした


僕 < なんかめっちゃ目押し上手そうなお客さんばっかり並んでますよ

主任 < 大丈夫、これは想定通りやから


やっぱパチンコ屋の主任ともなるとちゃんと考えてるんだなー

と、アルバイトの僕は思ってました

まだその時はw



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



そして開店

あっという間に満席になる大花火

そして猛烈な勢いでブン回し始めるお客さんたち

台に座れなかった人も、どうやら代打ち要員だったらしく、店内でそのまま待機


さすがは設定⑥というか何というか

すぐさまボーナスが当たり、瞬く間にドル箱が増えていく大花火のシマ

BIGで獲得したコインが全てそのままドル箱に貯まっていくので、その増加スピードはかなりのもの

『1回交換』と言っても、BIGを引くたびにレシートにするわけじゃないのね

とりあえずコインをドル箱に入れておいて、ヤメる時にまとめて交換という方式

結果的に、シマに置かれているドル箱の数が凄まじい事になるわけで

それによってかなりの出玉感を演出できる、というのが、1回交換イベントを開催する
お店側のメリットの一つだったのです





んで

お客さんはガンガン回して、ボーナスをポコポコ当てていくわけですが

コイン補充が多すぎてクッソめんどくさいw

自動補給などという、文明の利器は一切無かった弱小店

サンドも台も、全て手補給

サンドはひたすら現金投資が続くので、あっという間にコインが枯渇

台の方も600枚のBIGがポコポコ当たる上、一度下皿に出たコインはドル箱に直行なので、
こっちもすぐに空っぽ

その日、最初は一人でスロットコーナー全体を担当していた僕

が、すぐに大花火の補給専属にならざるを得ませんでした


コインを持って行く

サンドに補充

コインを取りに戻る

台に補充

コインを取りに戻る

サンドに(以下無限ループ)


無心でコインを運び、ひたすら流し込むだけの簡単なお仕事

体力的にはちょっとキツいけど、何も考えなくていいのは楽でええなー

僕が補給したコインをどんどん出して、ますます増える一方のドル箱

大花火を打っているほぼ全員が5000枚近いコインを持つ頃には、シマの雰囲気はお祭り騒ぎに



でも

この作業を延々繰り返すうち、ちょっとした事が気になり始めたわけで

で、シマの様子を見ていた主任に、それを冗談半分で伝えてみました



僕 < これ、お店のコイン足りなくなっちゃいそうですねwww



お店のコインが足りなくなるなんて、当時の僕は考えもしなかったんですよね

しかし



主任 < !!!(激しく動揺)



明らかに焦り出した主任を見て、どうやらそうではないという事を始めて知りました



主任 < 出玉率はちゃんと計算したけど、コインの量は考えてなかったわ、ヤバイ

僕 < 大花火の分を交換すればいいんじゃないですか?

主任 < 店長からは『途中交換したら1回交換の意味が無いから、絶対するな』って言われてるんやわ



絶対するなと言われても、いざ足りなくなったらどうすりゃいいのさw



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



実際問題として

玉やコインが無くてはどうにもならないのがパチンコ屋

何とかして掻き集めるしかありません


主任 < とりあえず、大花火は意地でも交換しないから

僕 < ハーイ

主任 < ちょっと他の機種と、サンドの中に入ってる分を抜いてきてくれ

僕 < ハーイ


というわけで

稼動が薄い機種を中心に、徹底的にコインを回収

サンドにはそれなりに残したものの、大花火以外の空き台は、どの機種も台の中に
数枚しか残っていないという状態に

座って1G目でベル引かれたらホッパーエラーが出ちゃうw

しかしその甲斐あって、補給用のタンクに普段の水準を遥かに上回る量のコインを
備蓄する事に成功

それを見て安堵した様子の主任

まあこれだけあれば大丈夫かねー





―――と思っていたものの、夜に差し掛かる頃には再びコイン枯渇の危機がw

一向にヤメる気配のない大花火のお客さん

増え続ける一方のドル箱

この時点では、もうほとんどの台が持ちコイン万枚突破


僕 < もう空き台のサンドぐらいしか集めるとこありませんよ

主任 < とりあえず、空き台のサンドも全部集めてきて

主任 < ・・・・・・あと、ニューパルとジャグラーの常連さんの分を途中交換させてもらうわ

僕 < ハーイ


どうやら何が何でも途中交換はしない模様

店長に怒られるのがそんなに怖かったんかなw

ともあれ、常連のお客さんに声を掛けて協力してもらう事に





かくして、

空き台

サンド

補給タンク

そしてジャグラー・ニューパル常連のお客さんの持ちコインに至るまで

お店に存在するありとあらゆるコインが、全て大花火の出玉感を維持するためだけに結集






ヤシマ作戦かな?



主任 < もしこれで足りなかったら、隣の店からコイン借りてくるわ



本当にそんな事ができるのかどうかは分からなかったけど

そう言った主任の目は、決死の覚悟に満ち満ちていた

笑えば良いと思うよwww






そして、午後11時

隣の店からコインを借りることなく、無事に営業は終了

さすがに夜になると疲れてヤメていくお客さんも出始めたし

ずっと現金投資でブン回しってのは相当キツいですもんね、肉体的にも精神的にも



僕 < コイン足りて良かったですね

主任 < ほんまやなー、店長に怒られなくて済んだわ、助かった



いやー良かった良かった

お疲れ様でしたー


なお

大花火だけでかなりの赤字になったらしく、結局店長にめちゃくちゃ怒られた模様w

1回交換とはいえ、大半の台が2万枚超えてたもんなw



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



以上、オオハナ1回交換の思い出話でした

当時スロット打ってた人なら、ほぼ間違いなく一度は打った事あるであろう大花火

あの台は、人によって色んな思い出がある台ですよね

リメイク機がどんな台かは分からないし、そもそも本当にリメイクされるのかどうかも
まだ分からないんだけど

再び世に出る時も、打つ人の思い出に残るような台になってるといいなーと思う今日この頃



おしまいヾ(・ω・)バイバーイ



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◆CM◆


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